買いからでも売りからでも取引できる外為市場
外国為替市場に参加するには、外国為替証拠金取引(FX)が最も簡単といえます。また、最初に外国為替全般のポイントを捉えておくのがよいでしょう。
外国為替相場では、買いからでも売りからでも市場に参加することができます。外国為替とは、通貨の売買ですから、円を買ってドルを売るということから始めてもいいということです。
他には、外国為替市場はツーウェイ・クォートという制度を採用しています。ツーウェイ・クォートとは、クォート(建値)を出す側(FXの場合は、業者)がビッド(買値)とオファー(売値)の両方を提示するということです。もう一つ、スプレッド(買値と売値の差)の幅もポイントになります。スプレッドが狭い相手の方が顧客は安心して取引をすることができます。
自分の安全よりも、顧客が有利になるような価格を提示することを心がける業者や銀行の方が繁盛し、相手が買いたい時に高い価格をクォートし、相手が売りたかったら安い値段をクォートするというような狡猾な業者は次第にうまくいかなくなります。公正な、言い換えればマーケットに忠実な人や業者がうまくいくというわけです。
その意味で、ツーウェイ・クォートを採用している外国為替市場は洗練されているといえます。
通貨の需給関係と外国為替相場
一般に、人々が通貨の価値を認めている最大の理由は、その通貨が商品やサービスに対して一定の購買力をもっているからということになります。
また、人々が外国通貨を求めるのは、その通貨がその国において商品やサービスに対し一定の購買力を持っていると考えるからです。
外国通貨の代わりに自国通貨を提供するということは、すなわち自国内における商品やサービスに対する購買力を外国に提供することを意味します。
外国為替相場は異種通貨間の交換比率ですから、各種の通貨がそれぞれの国においてもつ購買力の実勢を相互に反映した比率であるということができます。